心象画展 ~IMAGE~
開催期間:2020年6月2日(火)~7月15日(水)開催
開催場所:オーエンス八千代市民ギャラリー 常設展示室
【八千代市が収蔵する抽象画と抽象的具象絵画】
心象は、心の奥底から生まれる抽象的な姿や形。
その表情は、どこか懐かしい記憶を思い出させる。
作家紹介 ー 星 襄一 ー
1913-1979 版画家
新潟県に生まれる。1976年から没年まで八千代市勝田台に住む。武蔵野美術学校卒業後、独学で木版を習得。
数々の国際展に出品し、海外での評価が高い。生涯、木にこだわり続け「樹の星」と称される。
八千代市は、昭和62年にご遺族から寄贈を受けた「樹シリーズ」149点を含め、そのほぼ全作品となる354点を先行取得。
市民会館3F「星襄一版画展示室」を経て市民ギャラリーに収蔵される。
※版画をはじめとした絵画作品の他、「スノリア」「版木」、作家が愛用した道具なども多数収蔵する。
作家紹介 ー 松尾 敏夫 ー
1926-2016 日本画家
長崎県に生まれる。堅山南風に執事し、主に院展で活動した。日本美術院の同人を経て、のちに理事長に就任した。
日本画の中でも特に花鳥画を題材とする作品で知られており、「花の松尾敏夫」と称された。
また、多摩美術大学で教鞭を執るなど、後進の育成にも努めた。
日本芸術院の会員にも選任されており、文化功労者として顕彰を受け、のちに文化勲章を受章している。
八千代市には八千代台自治会からの寄贈により「流木」92.0✕102.0を収蔵する。
作家紹介 ー 北 八重子 ー
熊本県八代市(やつしろ)に生まれる。現在、八千代市ゆりのき台に在住。
子どものころから独習で絵を描き続ける。平成17年第59回女流画家協会展に公募し受章。 その後も同展覧会に入賞する。
巨大な建造物をモチーフに独自の画風を作り上げる。壁やコンクリートの質感にインスピレーションを感じることから下地に様々な素材を活用しその魅力を忠実に描く。
豊かなグレートーンとブラックの抜け感(奥行きを持たせるための空間表現)を画面上で構成、不思議な緊張感と引き込まれそうな静寂性を感じさせる。
今も表現上の目標に向け、ワクワクしながら絵を描き続ける。
作家紹介 ー 野田 哲也 ー
熊本県に生まれる。日本を代表する版画家の一人。 東京藝術大学名誉教授。
1968年以降写真を使ったシルクスクリーンと木版を組み合わせて自身の日常の断片を描いた「日記シリーズ」で独自の作品世界を作り上げ国際的な評価を受けてきた。
多色刷り木版と、写真をベースにシルクスクリーンというユニークな組み合わせを手すき和紙の上に表現した「日記シリーズ」という作品群をドリット夫人との出会いから今日まで創作し続けている。
日記をテーマにしている為、全ての版画タイトルは、「日付」となっており、自らの作品については、「見る人の想像力をくすぐるような、抽象的なもの、ミステリアスなもの、ユーモラスな要素が好き。同時に現実的な配置の中にどれだけ抽象的な要素を盛り込めるかということを見せたい」と語る。
八千代市は、寄贈により2点の「日記シリーズ」作品を収蔵する。
作家紹介 ー 海老沢 巖夫 ー
1918-1985 洋画家
茨城県に生まれる。1971年から没年まで八千代市勝田台に住む。東京美術学校卒業。千葉大学名誉教授。
所属した光風会展では、1955年に《船のある風景》で船岡賞、1958年に《黒い家》で特賞を受賞。
ふるさとの那珂川の投影であろうか、水と川にこだわり続けた。教育者として多くの画家・教育者を育て、千葉県の文化振興に大きな足跡を残した。
八千代市は、寄贈を含め17点を先行取得している。
陽(林)(木版画)
星 襄一
風景(C)(木版画)
星 襄一
銀河(F)(木版画)
星 襄一
春ののろし星座28番(木版画)
星 襄一
森に棲む月(木版画)
星 襄一
雪の卓(木版画)
星 襄一
流木(日本画)
松尾 敏男
DAM 貯水ダム-開放(油彩画)
北 八重子
DAM 貯水ダム-瀑布(油彩画)
北 八重子
ドックヤード-1(油彩画)
北 八重子
ドックヤード-2(油彩画)
北 八重子
鎮魂(油彩画)
北 八重子
Dairy Feb15(版画)
野田 哲也
Diary Nov 12(版画)
野田 哲也
漁村の夏(油彩画)
海老澤 嚴夫
船のある風景(油彩画)
海老澤 嚴夫